東興機販 『みみより瓦版』
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お客様各位
いつも大変お世話になっております。
弊社は「Trinity-Smart-Project」をテーマとして、お客様の工場環境の最適化や生産性向上
に寄与できるよう、工作機械を含め工場システムをご提案するソリューションカンパニー
となることを目指して参ります。
今後も様々な最新情報の発信をしてまいりますので、ご興味を持っていただけるものが
ございましたら、HP閲覧及び弊社までお声がけいただけます様、お願い申し上げます。
代表取締役社長 渡邊 義久
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東興機販㈱ 営業の山口です。
今回のテーマは、「栃木工場 効率化UPで社長賞を獲得した方法とは」です!
弊社では1年に1回、会社に最も貢献した方に社長賞を授与しております。
今回は栃木工場の若手社員である辻さんが受賞されました。
どうような効率化を図ったのか実際に使用した機械や方法も含めて、今回ご紹介させていただきます。また現在社内で取り組んでいることも一緒にご紹介させていただきます。
※社長賞授与時の辻さん
【効率化】
従来、熟練社員が対応することでしか作れなかったワークをCAD/CAMを活用することで、半分の時間で作れるようになりました。それ以外にもCAD/CAMを有効活用することで効率化を実現しました。
今回の効率化に関して、大きなポイントとしては2点あります。
- CAD/CAMを使用することで、加工プログラムが最適化された!
- CAD/CAMを使用することで、使用する工具が最適化された!
プログラム作成において、ベースのような穴加工が100個以上あるものについて同加工の穴を自動認識してくれるため、手打ちで座標を打ち込み時間と比べて段違いに早くなりました。
また、切削においてはポケット加工する際の輪郭加工にも様々な加工方法があり、ワーク材質・治具等の兼ね合いから工具を選択することで、今までより選択肢が増えたことに加えて一番時間のかかる荒加工の時短に成功することができました。
2.5軸加工においては、モデルからプログラム作成ができることにより、荒加工・仕上げ
加工共にプログラム作成時間が従来の何倍も早くなりました。
辻さん曰く、何よりも一番良かったことはCAD/CAMを使うことにより、従来のプログラム作成方法より加工方法が沢山あることが知れたこと・工具の選択も変わってきたことだそうです。これからも様々な面で時短や効率化を図っていくことを念頭に仕事をしていくと意気込んでいます
【CAD/CAMとは】
CAD/CAMは加工物の加工設定を行えば、自動で最適なプログラムを形成してくれます。
今まではプログラムの作成に時間を費やしていたものが、別の作業にも時間が使えるようになるため、機械を複数台かけもちするためにも必要なソフトだといえます。
また、プログラムの形成と同時に材質等に応じた推奨工具も設定してくれるため、最適な工具を準備することができます。
CAD/CAMを使用することで、熟練度が低い社員であっても、機械を扱うことができれば、複雑な加工でも高い品質を維持した製品を作り出すことが可能になります。
弊社の栃木工場でも最近CAD/CAMを取り入れ、若手社員を中心に今までは取り組めていなかった分野の新規製品の加工検討もできるようになりました。
【社内の取り組み】
弊社では現在KMC様の製品を使用しながら社内のDX化に取り組んでおります。
機械の稼働状況を現場にいなくても確認することができるようになっており、また使用する工具にQRコードを付与して、誰が使用しているかわかるようにしていたりと少しずつですが、現場をよりよくしようと挑戦しています。
今後の展望としては、引き続き社内のDX化と品質管理の強化をテーマにして、商社機能だけでなく、加工依頼先としてもお客様に選んでいただける企業を目指してまいります。
また本記事で記載している社内の取り組み内容については、弊社の栃木工場にご来社いただけますと体感していただくことができますので、お気軽に営業までお問い合わせください。
参考:㈱KMC